以前に出産のときに帝王切開をしていると、子宮の傷あとが伸びてしまい薄くなっていることがあります。そのため無理をしてしまうと子宮が破裂してしまう危険性があるので、次の出産のときも帝王切開が選ばれることが多くなります。また高齢出産の場合にも帝王切開が選ばれることがあります。医学的には35歳以上が高齢出産といわれています。
高齢出産の場合には子宮口や腟壁の柔らかさが低下してしまいため、赤ちゃんが通り抜けられる大きさに広がらない場合があります。そのため出産時には帝王切開が選ばれることがあります。まあ緊急帝王切開が行われる場合もあります。緊急帝王切開がおこなわれる主なケースとしては胎児機能不全(胎児仮死)や常位胎盤早期剥離 、妊娠高血圧症候群などです。
他にも微弱陣痛や遷延分娩、回旋異常なども主なケースとしてあげられます。胎児機能不全(胎児仮死)とは分娩中にときどき起こる合併症のことです。多くは臍帯が圧迫されてしまったり胎盤機能の低下などによって赤ちゃんが十分に酸素を受け取れないことが原因で起こってしまいます。そのため、すぐに赤ちゃんを取り出す必要があります。
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帝王切開の出産についてご紹介します。日本において帝王切開での分娩は全体の16パーセントほどにのぼります。この数字をみてみると6人に1人の赤ちゃんが帝王切開によって誕生していることがわかります。近年では、帝王切開での分娩が増加傾向にあります。それは手術の技術が向上してより安全性が確保できるようになってきたことや、赤ちゃんの安全を重視する傾向によるものと考えられます。
また、帝王切開は外科手術の中でも安全性が高いのためお母さんの回復も比較的早い手術です。分娩時のトラブルで医師が訴えられる訴訟の増えてきたことから、より安全性の高い帝王切開が選択肢の一つとして大きな位置を占めるようになってきました。ちなみに、帝王切開の割合はアメリカでは3割だといわれております。そして、ブラジルや韓国では4割に上ります。
出産は命がけ、というように日本では昔から言われています。自然分娩での出産の大変さをさしているものですが、帝王切開での出産もまた、お母さんにとってとても大変な仕事です。一つの命を誕生させることに、文字通りお母さんは身を削っているのです。それは自然分娩でも帝王切開でもなんら変わったことはありません。母性なしには成し遂げられないものだといえます。
